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吸放湿性と湿度の調節

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相対湿度は,空気中に含まれる水分量が一定量であるときには,温度が上がると減少し,下がると増大するが,合板を内装した住宅内の相対湿度には変化がほとんど見られない。これに反して , ビニールシートで内装した住宅内の相対湿度は,外気の相対湿度と 同様に,温度の日変化に対応して著しく変動している。つまり ,ビニールシート内装の住宅では,温度の上昇時に,調湿効果を測る指標-B値からの放湿がないため,相対湿度は低下し,下降時には壁面への吸湿がないので,相対湿度は上昇するのである。この例の合板のように,内装材料が吸放湿する性質をもっていると ,住宅内の相対湿度の変動は緩和される。この能力を調湿特性と呼ぶことにしよう。


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